ピアノ購入を決める際に確認しておきたいこと
2023.10.01更新
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1、ピアノを買う理由と目的を再確認する
ピアノ販売店に勤めていた頃、購入の瞬間にも幾度となく立ち会いました。
ピアノを買う人の理由は千差万別ですが、下記の理由が多かったです。※()内は購入者層
・子供がピアノを習うため自宅練習用にピアノが欲しい(一般家庭)
・ピアノ教室を開きたいためもう1台ピアノが必要(ピアノ講師)
・ピアノを買い換えたい(ピアノ講師/ピアニスト)
・インテリアが映えるようにピアノを飾りたい(富裕層/カフェレストラン)
ピアノは車と同じくらい大きな買い物で、一度買ったら長く使う物になるので有効活用できるかどうかしっかり考えてから決断したいところです。
2、ピアノメーカーにこだわる
もしも、ピアノを数年後に、または十数年後に手放すつもりでいるならメーカーにはこだわる方がよく、有名メーカーのピアノを買うのがおすすめです。
国産ピアノなら「ヤマハ」か「カワイ」のどちらかを選ぶと間違いないです。
これはピアノ売買の仕事に従事したからこそ分かったことで、「ヤマハ」「カワイ」のピアノは中古市場でも需要があるため、いざ手放すときに買い取ってもらいやすいからです(あまりに古すぎるピアノや2本ペダルは断られる場合もあり)。
無名メーカーや東南アジア製のピアノは新品でもリーズナブルで買えるものの、手放す際に値が付かず買い手がなかなか付きません。
中古市場でも需要がなくタダでも引き取ってもらえないどころか、引き取り料がかかってしまうこともあります。
3、ピアノ搬入時の導線をイメージしてみる
ピアノの搬入・搬出ができないケースがごくまれにあるので、購入前に導線を確認してもらうと安心です。
もしも、ピアノが通れるか分からなければ購入したい店舗に問い合わせれば詳しく教えてもらえます。
一戸建てならスムーズに搬入できるピアノでも、マンションやアパートになると建物の構造によって搬入が難しくなる場合があります。
例えば、
「スロープがなく、階段作業が必須なのに階段の幅が狭すぎてピアノが通れない」
とか、
「マンションのエレベータの間口が狭くグランドピアノが入らない」
といったケースも実際にありました。
外から搬入できるのは4階までならクレーン作業で搬入/搬出できたりしますが、5階以上になるとエレベータ作業になるので、ピアノが通れるかどうかの事前確認が非常に大切です。
まとめ
以上、3点が購入前に確認しておきたいところです。
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- ピアノを買う理由と目的を再確認
- ピアノをいつか手放すなら有名メーカーのピアノを選ぶ(国産なら「ヤマハ」「カワイ」)
- ピアノが搬入できるかどうかは購入前に確認(購入する店舗に問い合わせる)